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皆さんこんにちは!
ラウンジ Oasis、更新担当の中西です。
今回は、「ラウンジを開業したい」「今の店舗をもっと良くしたい」と考えている方に向けて、ラウンジ経営において絶対に押さえておきたい5つの鉄則をお届けします。
スナックやキャバクラと違い、ラウンジは“接客の品格”が求められる業態です。その分、丁寧な経営を続ければ、安定した顧客層と収益が得られる魅力的なビジネスでもあります。
ラウンジにおいて、第一印象はとても重要です。
高級感のあるカウンターやソファ
暗すぎず、落ち着いた照明
会話を邪魔しないBGM(ジャズやボサノバなど)
これらの演出によって、“癒やしの空間”をつくることがラウンジの基本。派手すぎる装飾や大音量のカラオケは、ラウンジの雰囲気を壊してしまいます。
ラウンジの接客は、キャバクラのように指名やドリンク営業を前面に出すスタイルではありません。
あくまで“自然な会話”と“おもてなし”で勝負するのが基本。
求められるのは、
話の引き出しが多く、聞き上手であること
落ち着いた受け答えができること
派手すぎないメイク・服装
“品のある女性”を採用し、接客のクオリティで勝負する姿勢が、ラウンジのブランディングに直結します。
ラウンジは「ボトルキープ」を活用することで、顧客との関係性を深めやすいのが特徴です。
ボトルに名札を付けて保管し、お客様が来店するたびに「○○様のボトルですね」と声をかける。
これだけでお客様は“自分だけの特別な空間”として感じ、リピート率が高まります。
定期的に“ボトルキープ割引”や“キープ更新キャンペーン”を行うのも有効です。
ラウンジは、押し売りのような営業は逆効果。
逆に、“居心地のよさ”と“距離感の上手さ”で、自然とお客様の心をつかむことが理想です。
・お客様の名前と話の内容を覚える
・何気ない気遣い(おしぼり・グラスの持ち方など)
・帰り際の「またお待ちしてます」の一言
そうした小さな積み重ねこそが、“また来たくなる”店をつくります。
ラウンジはスタッフの質がそのまま店の価値に直結します。
新人教育だけでなく、定期的な接客研修やロールプレイングを行うことが非常に重要です。
・座り方・お辞儀の仕方
・会話のマナーと禁句
・お客様のクレーム対応方法
“自然に気配りができるスタッフ”を育てることで、リピート率と紹介率が大きく変わってきます。
ラウンジ経営の成功ポイントは、“売上ノルマ”ではなく、“空気感”です。
落ち着いた雰囲気
心地よい距離感
品のある接客
居心地の良さ
これらを大切にできれば、リピーターがつき、口コミで新規顧客も増えていきます。
一人ひとりのお客様に「自分だけの空間」と感じてもらえるような店づくりが、ラウンジ成功のカギとなるでしょう。
次回もお楽しみに!
皆さんこんにちは!
ラウンジ Oasis、更新担当の中西です。
今回は、「ラウンジ」と呼ばれる夜のお店が、どのように誕生し、どんな歴史をたどってきたのかを深掘りしていきます。
キャバクラでもスナックでもない「ラウンジ」という独自の業態。そのルーツと、時代とともに変化してきたスタイルについて、一緒に見ていきましょう!
まず、「ラウンジって何?」という方のために、簡単に整理しておきましょう。
ラウンジは、キャバクラほどの派手さや積極的な営業がなく、スナックよりもやや高級感を持つ、大人向けの社交場です。
以下のように位置づけられることが多いです。
業態 | 接客スタイル | 料金形態 | お店の規模 | 客層 |
---|---|---|---|---|
スナック | ママ中心・気軽な会話 | チャージ+都度清算 | 小規模 | 地元の常連 |
ラウンジ | 複数女性による接客 | セット料金制+ボトル | 中規模 | ビジネスマン中心 |
キャバクラ | 指名・ドリンク営業 | 時間制+ドリンク営業 | 大規模 | 若年層〜経営者 |
ラウンジは、その中間的な立ち位置が最大の特徴で、「気楽だけど、上品」「距離は近いけど、押しつけがましくない」そんな絶妙なバランス感が人気です。
ラウンジという言葉が日本のナイトシーンで広く使われるようになったのは、1970年代後半〜1980年代です。
高度経済成長を経て、日本は豊かになり、ビジネスの場でも「接待」が活発に行われるようになります。
この時代、接待の場としてよく使われていたのは、高級クラブ。しかし、クラブは料金も高く、格式も高い。誰もが気軽に使える場所ではありませんでした。
一方で、スナックでは少しカジュアルすぎて、ビジネスの場には使いにくい。
その“間をとる存在”として生まれたのが、ラウンジなのです。
ラウンジは、クラブほど堅苦しくなく、それでいてスナックよりも洗練された空間。
このコンセプトが、30代〜50代の男性ビジネスマン層にヒットし、企業の接待や個人のリラックス空間として、各都市のビル街に次々と店舗が増えていきました。
バブル経済期(1986〜1991年)は、ラウンジの黄金期ともいえる時代です。
企業の接待費が潤沢にあり、営業マンや経営者がこぞってラウンジを利用。
この頃のラウンジは、クラブに近いラグジュアリー感を持ちながらも、より“通いやすい価格帯”で展開されていたのが特徴です。
また、ボトルキープ制度が定着し、名前で呼ばれる“常連感”が顧客の満足度を高め、安定したリピーターが育つようになりました。
バブル崩壊後の平成期には、接待文化の縮小や、お酒を飲む文化そのものの変化により、ラウンジ業界も打撃を受けます。
それでも根強く生き残ったのは、ラウンジが持つ「落ち着いた大人の空間」という魅力でした。
平成後半以降は、ラウンジも時代に合わせて変化していきます。
喫煙・非喫煙の明確化
働く女性スタッフの年齢層の広がり
サービスの多様化(英語対応や音楽付きなど)
ラグジュアリーラウンジ、和風ラウンジ、オーセンティックな雰囲気重視の店舗など、専門特化型が登場
令和に入ってからは、SNSでの発信や外国人観光客のニーズにも対応した“次世代ラウンジ”も増えてきました。
今やラウンジは、「ただ飲む場所」ではなく「空間と接客を味わう場所」へと進化しました。
歴史ある業態でありながら、時代と共に柔軟に形を変えているのがラウンジの真の強さと言えるでしょう。
次回は、そんなラウンジを**長く愛される店にするための“経営の鉄則”**について詳しくご紹介していきます!
次回もお楽しみに!